会員専用
安全衛生環境委員会
災害事例とその対策Disaster cases and their countermeasures
災害・ヒヤリハット事例検索
更新日:2025.10.02
エアブローによる作業服の塵埃除去中、異物が目に入り角膜損傷
発生
〔発生時間〕:火曜日 14:50頃
〔発生場所〕:製品検査ホッパーライン
被災者
〔職務〕:技能実習生3号
〔年齢〕:23歳
〔経験年数〕:3年
病傷
〔名称〕:左目角膜の損傷
〔程度〕:休業1日
災害発生状況
ホッパーラインで外観検査とバリ擦り作業終了後、エアブローにより作業服の塵埃除去をした。この際、保護メガネと頬の隙間から塵埃が吹き込み、異物が左目に入った。洗顔し、目の痛みはなくなったので帰宅した。翌朝、目が充血していたので眼科を受診したところ、微小な鉄片が角膜に刺さっていた。
発生原因
・着用する保護メガネ(ゴーグル含む)が体型に合ったものではなかったため、エアブローによる塵埃の除去方法が不明確で安全指導が不十分であった。
・顔付近のエアブロー時に目を閉じることの指導ができていなかった。
・目の異物を取り除いた際、作業責任者へ報告することが徹底できていない。
再発生防止策
・ゴーグルは体型に合った密閉性が高い形状・サイズを選定し、着用する。ゴーグル着脱手順書のインドネシア語版製作
・エアブロー時のリスク対応策を手順書にまとめ、安全指導を行う。
・集塵機購入計画立案(グラインダーバリ摺職場優先)
挿絵・図・写真をクリックで拡大