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安全衛生環境委員会
災害事例とその対策Disaster cases and their countermeasures
災害・ヒヤリハット事例検索
更新日:2015.11.02
ワークテーブル交換作業でリフティングマグネットを使用したが吊り荷がはがれ落ち手を挟んだ
発生
〔発生時間〕:金曜日 12:20頃
〔発生場所〕:鍛造工場
被災者
〔職務〕:鍛造ラインオペレーター
〔年齢〕:22歳
〔経験年数〕:4年
病傷
〔名称〕:左手中手骨骨折
〔程度〕:不休業
災害発生状況
ワークテーブルの交換作業で、設備に組込む際にリフティングマグネットを使用し行った。クレーンを設備に近づけ左手で吊り荷をつかみ位置決めをしようとした時、吊り荷が吸着面から剥がれ落ち、設備についている補助テーブルと吊り荷の間に手を挟み被災した。
発生原因
・通常この作業を行うときはリフティングマグネットは使用しない
・ワークテーブルの吸着面が平らではなかった
・ワークテーブル上に錆が発生していた
・リフティングマグネットの最大吸着荷重が300Kg
・吊り荷の重量が240Kg
再発生防止策
ワークテーブル横面にネジ穴を加工しアイボルトとワイヤー(3点)を用いレバーブロックを使用し水平に設備に取付けられるように手順書を作成、周知した。又、リフティングマグネット点検表を作成し、常時使用している部署には日常点検、不定期に使用している部署には使用前点検を行うこととし社内安全衛生規定に定めた。又、不定期にリフティングマグネットを使用する際は上長の許可がない場合は使用できない様、施錠して管理することとした。
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