私たちISS山崎機械は11の鍛造ラインと40台を超える機械加工機を保有し、鍛造だけでなく機械加工完成品まで一貫製作することが可能です。現在弊社にて製造可能な鍛造品は重量にして1kg～1,000kg、大きさは幅840mm、長さ1,400mmまで。一般的にはフリー鍛造で製造するようなサイズの製品も、ニアネット形状で製造することができます。製造可能な材質も幅広く、構造用鋼、ステンレス鋼だけでなく、アルミ、銅、ニッケル合金、チタン合金にも対応しています。
また、機械加工においては、恒温管理された最新の工場に5軸加工可能な複合旋盤やマシニングセンターをはじめ、Φ2,000mmまで加工可能なターニングセンタなどを導入しており、様々な大きさ、形状の製品を高精度で加工することができます。
他社では製造が困難な、大きさ、形状、材質の鍛造品を製造し、最新の機械と技術で高精度加工を実現する。私たちISS山崎機械は「鍛造と機械加工のBEST MIX」を合言葉に、オンリーワンの企業を目指して今日も進化しています。
ハンガーソケット
材質：S45C
サイズ(mm)：全長1094×幅330×高さ406
明石海峡大橋を吊るためのケーブルに使用されているジョイント部品です。建造前の設計段階では、このジョイント部品は鋳鋼品を用いる想定で設計されていました。しかしながら、鍛造品を採用することで強度が向上し、部品のダウンサイジング化が図れることが分かり、設計を変更し、型打鍛造化することとなりました。
カバー
材質：SMn443H
サイズ(mm)：φ650×350L
ブルドーザの足回り部品です。シャフト部に歯切加工を行う本品は、その歯切加工時において幾度となく鋳巣が発見され、修正加工や再製作に悩まされてきました。鍛造化することでこれらの欠陥はゼロとなり、歯切加工はスムーズに進む、生産性の改善に寄与しました。
シャフト
材質：オリジナル鋼種
サイズ(mm):φ429×全長822mm
ホイールローダーの足回りに付く部品です。通常、このような形状の金属部品は、ツバ部とシャフト部とを圧接や溶接でつなぎ合わせるか、もしくはアプセット鍛造でシャフト部のみを成形する方法があります。しかしながら、圧接や溶接においては、結合部の非破壊検査が必要であり、またアプセット鍛造ではサイズに制約があります。当社の型打鍛造では、細部の成形
アームサポーター
材質：S35C
サイズ(mm)：全長366×幅129×高さ158
大型除雪機のグレーダーに使用されるリンク部品です。従来は板の溶断材を溶接し、その後に機械加工を施す工程で製作されていましたが、溶接の手間とコストを省く目的で、型打鍛造による一体化が採用されました。型打鍛造で二股形状を成形することで、その後の機械加工コストを大幅に抑えることが可能となります。
リング形状品
材質：S45C
サイズ(mm)：外径φ530×内径φ460×高さ40
工作機械に用いられるリング状の部品です。工作機械に用いられる部品には非常に高い加工精度を要求されます。この部品は、油漏れ防止の目的で、Oリング溝の面粗度は1.6ａで仕上げており、また円筒度は0.03以下、真円度は0.03以下で仕上げています。素材にローリング鍛造材を用いることで、材料費のコストを抑えるだけでなく、機械加工時間
コネクティングロッド
材質：S45C
サイズ(mm)：全長1318×幅475×高さ155
船舶用エンジンのコネクティングロッドです。
フリー鍛造と型打鍛造を融合させた当社独自の成形法により、材料の歩留まりを極限まで高めています。また、当社は型打鍛造メーカーとしては非常に稀な「船級認定工場」です。全8ヶ国の船級認定を保有しているため、船級受検が必要な部品の鍛造が可能です。